予防歯科
歯医者は“むし歯になってからいくところ”ではなく、
むし歯や歯周病になる“前”にいくところです。
「定期的に通っているからむし歯にはならない」ということではありません。日々のセルフケアがとても大切です。
なぜ予防歯科が大切なの?
一度むし歯になってしまうと、治療したとしても再発しやすくなってしまいます。そのため、むし歯にならないこと、極力歯を削らなくて済むことが重要だと考えています。
むし歯は細菌が原因で引き起こされます。
小さなむし歯になる→少し歯を削って治す→削った部分からむし歯になる→また歯を削る→ゆくゆくは神経まで到達してしまい、抜歯という悪循環に入ってしまいます。ご自身がむし歯になるリスクを理解し、適切なケアを行えば、いつまでも自分の歯で美味しくごはんが食べられます。まずは定期検診の重要性をご理解いただけるよう努めてまいります。
むし歯・歯周病のリスクと原因を知る
むし歯になるのは必ず原因があります。症状が出てくる前も予兆があります。どんなリスクがあるのか、どれくらいむし歯になりやすいのかを分析して、効果的な予防につなげます。
自宅でできること、通院でできることを知る
残念ながら、歯医者に行っているから必ずしもむし歯にならないというわけではありません。何よりも日々の積み重ねが大切ですので、一人ひとりのライフスタイルに合った予防方法を、担当の歯科衛生士と考えます。
当院では CAMBRA システムを導入しています
CAMBRAシステムとはアメリカなどではすでに常識となっている、予防歯科に関する考え方の1つです。
むし歯になるリスクや、口腔内の状態を複数の検査を用いて評価し、むし歯にならないために一人ひとりに合わせた予防方法を実践することです。100歳まで美味しく食べるために、CAMBRAシステムを導入しています。
※初回の方はCAMBRAシステムでは実施しません。
所要時間の目安 | |
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初回 | 60分〜90分 |
2回目以降 | 60分程度(個々の状態による) |
※予約時間の15分前にお越しください。
はじめてご来院の方へ
痛みや緊急の治療が必要でない方は、
まずは検査をおすすめしています。
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①受付
予約時間の15分前にお越しください。
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②問診票記入
事前にダウンロードされた方は受付で渡してください。
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③問診
丁寧にヒアリングを行います。
※必要に応じて応急処置をします。- 現在のお悩み、気になること
- 生活習慣や嗜好品、普段のお食事などの日々の生活状況
- 歯磨き方法や、日々のお手入れ状況
- 歯科への通院頻度や、治療歴について確認
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④各種検査・撮影
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歯周組織精密検査
少しチクチクします。歯周ポケットの深さや歯の動揺がないかを診ます。
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レントゲン
歯の生え方、表出していないむし歯の有無、骨の状態を診ます。必要に応じてパノラマレントゲンも撮影します。
※妊娠されている方や妊娠の可能性のある方はレントゲン撮影は行いません。 -
口腔内写真撮影
見えない角度からも、口の中を撮影し、ご自身で口の中をしっかり見ていただきます。経過記録としても有用です。
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⑤検査結果と治療計画の説明
患者さまの悩みや検査結果に応じて治療の計画を立てます。
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⑥カウンセリング
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⑦次回の予約
2回目以降の診療内容
お口の状態によってご案内させていただきます。
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むし歯の治療
検査結果を元に必要な所から治療を行っていきます。
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歯周病の治療
検査結果を元に歯周病の進行度合いによって治療を進めていきます。
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ブラッシング
予防で一番重要な歯磨き指導は全ての方に行います。
歯ブラシ、補助用具のサイズや種類なども、一人ひとりの状態に合わせてアドバイスします。 -
プラーク検査
染め出し液を使って、歯磨きのクセや磨き残しを診ます。
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PMTC
普段の歯磨きでは取り切れない歯石やバイオフィルムなどを専用の機械を使って徹底的に除去します。
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カリスクリーン
むし歯のリスクがすぐに分かる検査です。検査結果をもとに、一人ひとりのライフスタイルに合った予防方法を考えていきます。歯医者で行うプロケアだけでは、むし歯は予防できません。歯磨き粉を変えるのか、キシリトールガムを活用するのか、歯ブラシ、補助用具のサイズや種類なども一人ひとりの状態に合わせてアドバイスします。
※カリスクリーンは、自費での検査となります。
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定期検診はどれくらいの頻度で通えば良いのでしょうか?
約3ヵ月〜4ヵ月が目安です。
むし歯治療をされている方や、一人ひとりの状態によって異なりますので、担当衛生士へご相談ください。