歯科疾患の重症化予防を保険で出来る「口腔管理体制強化加算(口管強)」認定受けました

まゆ歯科クリニックはこの度、口腔管理体制強化加算(口管強)施設基準の認可を受けました。

この認可により、歯科疾患の重症化予防が保険適用で受けられるようになり、患者さんの口腔健康をより一層サポートできる体制が整いました。
高齢者からお子さんまで、すべての世代に向けて、地域の皆さんやご家族全員の健康を守るための新しい基準を提供いたします。

 

「口腔管理体制強化加算(口管強)」とは

「口腔管理体制強化加算(口管強)」とは、厚生労働省の定める新しい制度であり、2024年6月から開始されました。
この制度は、歯周病や虫歯の重症化予防を目的としており、歯を失ってしまうリスクを低減するために口腔管理を強化するための制度です。
従来の「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」(か強診)にかわり、口腔内全体の管理を包括的に行う歯科医院が認定される制度です。
この認定を受けた歯科医院では、歯科疾患の重症化予防を保険適用で受けられるようになります。

一つの例として、これまでは、3ヶ月に1回のメインテナンスの実施としておりましたが、条件次第では1〜2ヶ月に1回のメインテナンスを実施することが可能になりました。
短い期間でのメインテナンスをご希望の方はご相談ください。

「口腔管理体制強化加算(口管強)」導入の背景

1. 高齢化社会の進行

高齢者の増加にともない、歯周病や虫歯が原因で歯を失うリスクが高まっています。

口腔内の健康が全身の健康に与える影響が大きいため、予防的な歯科管理が必要とされています。

2. 医療費の抑制

早期の予防と管理によって、重症化を防ぐことで医療費の削減を図る意図があります。

歯科疾患の重症化予防をおこなうことで、長期的な医療コストの削減をし、国民の健康寿命を延ばすことが目指されています。

3. 全身健康との関連性

口腔内の健康は、糖尿病や心疾患などの全身の健康状態にも深く関わっていることが明らかになっています。

そのため、口腔管理をすることが重要視されています。

歯科疾患の重症化予防について

口腔管理体制強化加算(口管強)施設基準認可で「歯科疾患の重症化予防」が保険適用となります。

 1.口腔機能の獲得、維持、回復

噛む、飲み込む、話すといった基本的な口腔機能を守るためのケアです。

口腔機能が低下すると食事や会話に支障が出てしまうため、これを予防・改善することが重要になります。

2. むし歯の重症化予防

むし歯が悪化しないようにするために定期的なチェックやクリーニングをおこない、むし歯が進行しないようにします。

3. 歯周病の重症化予防

歯周病が進行すると歯を失うリスクが発生します。

専門的なクリーニングや定期的な管理によってリスクを減少させます。これにより、歯周病の再発や悪化を防ぎます。

これらの取り組みを通じ、患者さんの歯と口腔全体の健康を守り、重症化を防ぐことが可能です。

 

まゆ歯科クリニックでは、地域の皆さんが健康な口腔を維持できるよう努めてまいります。
ご不明点やご相談は歯科医師・スタッフにお知らせください。